2016/01/17

カラダの勉強

猫の顔して腹は完璧にタヌキの熊太郎。
毎夜、このタヌキ腹の下に手を潜りこませってあったか〜
寒い夜、私の安眠に欠かせないメタボ猫です。
今日は主に踊る人の身体のメンテナンスとトレーニングコーチをしている先生の月に一度のカラダの勉強会の日でした。
去年の秋に膝のオペをして少し時間があったので行ってみよう!と思ったら、すでに数ヶ月先まで予約がいっぱいで......
年末にやっと一度受講ができて、今日は2回目。
今日は生徒の中に中学生もいて、年齢もそれぞれやっている踊りや目的も実に様々な人が8人でのクラスでした。




何をやるのかと言うと、ゴロゴロしたり、座ったり、立ったりしてカラダを動かして、新たな身体感覚、新しい自分のカラダの動かし方を探るという、私が教室でやっている『からだの時間』よりもさらにさらに地味ぃ〜で?????の多いクラス。
まったく踊りません。ストレッチというほどの事もしません。
単純にカラダを意識しながら動かす練習。

今日のお題は前回の続きで「股関節を股関節じゃないところで楽に動かす方法」。
こう聞くと、バレエで必須のターンアウトが楽にできちゃいそうな感じがして魅力的でしょ。
でも、これがどーして、これまで当たり前と思っていたバレエの教本にもよく出てくる常識的な考え方をドカーンとひっくり返すくらいの発想の転換をしないと脳味噌もカラダもついてはいかれない内容で、今日も「大腿四頭筋は使わな〜い!」と先生が叫ぶ中、みんなしてお互いの身体をじっくりと見合ったりして、ひたすら身体で考え、動かし、悶々。
分からないことがまだまだたくさんありますが、プチ発見のいくつかはあった充実の勉強会でした。

練習Exerciseの最中に中学生が「昨日、腹筋を頑張り過ぎたから今日は腹筋は痛い.....」とこぼすと、間髪入れずに先生が一言。
「そりゃ〜、腹筋使っちゃったからよ〜、背骨を使いなさいよ、背骨を!」
背骨を動かすのは体幹。
結局、話はそこにたどり着きます。

月に一度の満員御礼、毎度悶々とする勉強会、しばらく受ける予定です♪


【今日のステキなダンス映像♪】
2003年のローザンヌコンクールで軽やかにタップを(タップだけじゃないけど)踊って1位を獲得したSteven McRae
当時はタップができるからって、それってズルくない?とか思いましたが、現在、ロイヤルバレエ団の看板プリンシパル。
オールマイティーな努力家ダンサーで大好き。
できる人って、何でもできちゃうのね。タップ、いつの日かやりたいな〜。


ちなみにこちらが、そのローザンヌの時の初々しいMcRae青年。
当時は線が細くてめちゃめちゃ撫で肩だったのね。
MacRaeは昨日のブログに載せたロイヤルのトレーニング映像にも出ていましたが、稽古は勿論、トレーニングが踊る人を変えるんだなとつくづく思います。