2015/12/06

ほっかほか股関節♪

オペをした膝の術後の経過は至って良好で、完全にではありませんが稽古にも復帰して少しずつ、着実に筋力や感覚を戻しつつあります。
が、その一方でこれまで無理をしていた右膝に合わせて(=かばって?)共に頑張っちゃっていた右の股関節の具合がイマイチ......
オペでいきなり様子が変わった膝についていけなくて、実はオペ後、快適になっていく膝とは反対に股関節のギクシャク感が増してきてしまっていました。
鍼の先生のところにいったり、プールでトレーニングしたりするとほどほど良くはなるのですが、もう少し別のアプローチを模索したくて、今日はBarre Astieのセッションを受けました。


初めてお会いした先生はとても気さくな方で第一声は「あなた、足、大きい!」でした。
で、そのレッスンの内容はというと、
「股関節を股関節で動かさない、トルソー(=胴体部)をトルソーで引き上げない」というまるで禅問答????のようなとても新鮮な内容でした。

ほぼ座ったままの状態で手足を動かしている程度に見えることが、2時間もやると身体の奥からジワッと汗をかいて、股関節はほっかほか♪
一見、ただのバレエ的ストレッチのようですが、その考え方、発想が従来のバレエストレッチの枠に囚われないもので、ダンサー以外の役者や歌手がセッションを受けに来るのも分かるような気がします。

その、先生にも手取り足取り手伝って頂いてできた、出来たてほやほやの“ほっかほか股関節”で、即稽古場に移動してバレエの基礎稽古を受けてみたのですが、キャッチしたばかりの新しい身体感覚と発想を、そのままいきなりバレエに落とし込むのは難しかったです。
もちろん、そんな簡単なことじゃないと分かっていましたが、やはりもっと〈経験と検証〉?〈実験と検証〉?が必要です。

次回のセッションは1ヶ月後。
「今の感覚を脳細胞に叩き込んできなさい」と言われたこと、忘れないように脳細胞に刻まないと。
ひとまず今宵は驚くほど股関節がほっかほかで快適です♪

【こんな感じの動きをしました】
でも、コレ、見て真似をするだけじゃまったくダメなんです....
大切なのは“形”ではなくてどこをどう使ってこの格好になるか、という“感覚”の方。
ちなみに今日のセッションではこんな怪しい?音楽はかかっていませんでした。
12月だからと先生は『くるみ』の曲をかけてくれました。