2015/10/17

バーという名の手すり

膝に装具を着けておきながら
動く歩道をガンガン歩いて移動♪

今日は約1週間ぶりに電車に乗りました。
この1週間、オペ後の超基礎的なリハビリ“二足歩行”に徹してきたので、「歩く」ことに関しては痛みも違和感も皆無、何ら問題はありません。
が、今日は膝関節をガードする装具を着けて電車に乗りました。
駆け込み乗車の人に突き倒されたりするかもしれないので、万が一に備えての“保険”です。
とは言っても、誰が道を譲ってくれるわけでも、席を譲ってくれるわけでもありません。
それも致し方ありません。
私は背筋を伸ばして足を引きずるわけでもなくガンガン歩いているんですから、はたから見るとこの装具は仰々しいファッションアイテムくらいにしか見えなくてむしろ当然です。



実はこの装具、生徒さんからお借りしている物です。
稽古中に膝の靭帯を伸ばしてしまった生徒さんがかつて治療中に使っていたもの。
3万円もする代物で、保険使ったとしても3割負担の怪我人ならでは高級品です。
突然の衝撃や捻じれから膝を守るための装具ですが、着けてみるとこれが以外にも温かい!
厚手のウレタン生地でできているせいか、これで膝を包むとほんわか♪
冬はあっかたサポーターに大変身です。

そんな装具を着け、電車に乗って向かった先は目黒の稽古場。
今日の稽古は私に代わって内藤洋子先生の代講。
そんなクラスの隅でリハビリをさせてもらいました。
まだ抜糸も済んでいない膝ですから、ヨーコ先生が出すアンシェヌマンをまんまできるわけではなく、バーを手すり代わりにパラレルで慎重にプリエ、そしてタンジュやデガジェ。
センターは足はほとんどやらずに上半身と気持ちだけ。
そして、生徒さん達がポアントを履いて踊る横でアイシングをしながら腹筋を少々。
この頃にはお腹がグーグー。
バレエってとってもお腹が空きますね。


【今日の1曲】George Gershwinの「Lullaby」。
今年の5月にGershwinのアップテンポな曲で踊りましたが、しっとり系ガーシュインもなかなかステキです。
今日はこれを聞きながら、リハビリ稽古から帰ってきました。