2015/09/10

持たない自由度 120%

どんよりとした空の下、今宵の都庁は
拉致被害者の救出を願うブルー。
やはり昨日見た「二重の虹」は良くない事が起きる前兆だったのかも知れません。
自然が牙を向いて人の生活を根こそぎ押し流してしまいました。
もういい加減、雨にうんざり......

今日は朝から再来週にもスタートするリハーサルのスタジオの変更作業をしました。
秋の「バレエ・コンサート」。
蓋を開けてみたら、私の予想をはるかに超える人数の方が参加してくださることになり、急きょリハーサルをするスタジオを広いスタジオに変更。
20人からの大所帯で狭いスタジオでキュウキュウ練習しても決していいリハーサルはできませんからね。
なんとか当初の予定を大幅に崩すことなく、広いスタジオを借りての伸び伸びリハーサルができることになりました。ホッ、


つい最近我が家に届いた『東京防災』マニュアル本。
ステッカーと近隣の防災マップ付き。
秋の読書の一冊に加えないといけません。
時々、Myスタジオをお持ちのバレエの先生を羨ましく思うことがあります。
スタジオ代がかからず生徒たちに思う存分、練習をさせてあげることができる。
ましてやスタジオが自宅にあったら、教えに通うための時間も交通費もかからない。
私はそういうスタジオ兼自宅を持っている先生の教室で踊る幼少期を過ごしました。

でも、実際はよほどのお金持ちじゃない限り(私の先生はその“よほどのお金持ち”でした)、スタジオの維持費に設備や管理費、そして税金、場合によっては賃料etc.....がのしかかってきて、決して(相当?)楽じゃないという話を度々耳にします。

そんな話を聞く度にMyスタジオは宝くじで3億円が当たったら真剣に検討することにしようと思って、目の前の仕事に没頭する毎日です。

ひゃーーーー、ダンサーの人数が当初の予想の倍.....
そんな事態になっても行きつけのスタジオに掛けあって、数あるスタジオの中から大きいスタジオの予約の変更をすればいんですから、実は何ら問題はありません。
その逆もまた然り。
東京ですから、一箇所でダメだったら数ある他のスタジオを当たれば大抵希望の広さのスタジオを確保できます。
今回もMyスタジオを持たない自由度を最大限発揮して本番を目指します。
スタジオよりももっと大切なものを携えて、本番を無事に終えることが私の目標です。

※「バレコン1122」のダンサーの皆様は大変お手数ですが、今一度ホームページの『リハスケ』をチェックしてください。本番間近のリハ時間&場所に少々変更が出ております。

【今日の1曲、チャイコの管弦楽セレナーデ】
今日はこれを聴きながら歩きました。
冒頭の数小節で「スタッフサービス」♪と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
私は美し過ぎるバランシンの処女作であり代表作の『セレナーデ』を思い浮かべて無条件に涙がこぼれます。
NYに行く度に観ているNYCBの『Serenade』、何度観てもまた観たい作品です♪


【踊りの『セレナーデ』が観たい方はこちら】
NYCBのバランシン作品は著作権管理が徹底しているので全編を観ることはできません。
これは2年前にNYCBが来日した際のプロモーション。