2015/07/31

踊りに正解はない

イメージはあっても
それを身体でアウトプットすることに苦戦中の小学生クラス。
この年頃になると恥ずかしさが表現の邪魔をしますね。
今日はDance Alive Ballet子供クラスの夏休み特別レッスンをやりました。
NYから帰国中の特別講師による英語を交えながらの普段とは違うレッスン♪
プリエやタンジュを正しくやる事以外に(以上に)踊る上で大切な事、自分で想像して自分の身体でそれを体験したり表現したりすることにチャレンジするクラスでした。
氷の上を滑ってみたり、山登りをしてみたり、色々な動物になって、お花を摘んでみたり、突然の雨の中、走って雨宿り場所を探したり。




こちらは我先にとあらゆることにチャレンジした
幼稚園クラス。今日はBoysもふたり参加!
 幼稚園生と小学生のの2クラスやったのですが、顕著に違いが出ました。
幼稚園の子供たちは自分で想像したことをやってみること(=やって見せること)に決して怯みません。
はーい(^O^)/と、いの一番に手を上げてやってみせます。
しかし、小学生になるとそうはいきません。
想像力はあるものの果たしてそれが合っているのか、良しとされるのか、上手にできるかが不安なのか身体でやってみせること、表現することに躊躇します。



今月は1ヶ月に満月が2回ある月だとか。
自宅のベランダで天体撮影会。
(撮れる?)
小学生は幼稚園生よりも恥ずかしがるだろうな、という事は予想していましたが、その差は想像以上のものでした。
幼稚園の時はなんの抵抗もなくできる“身体表現”が、どうして小学生になるとすごーくやり辛くなってしまうんでしょう?
決してできないわけではないのに、何だかやりにくい.....
小学生になると1+1=2という勉強を通して「正解」を学んで、「正解」であることが良しという概念が自分の中に生まれるからでしょうか?
1+1が時として10になったり100になったり、場合によってはマイナス100にもなるのが踊り=芸術の世界。
正しいプリエやつま先を伸ばす事を教える一方で、踊りには正解はないっていうことをもっと教えないといけませんね。
これが、今日の子供たちの姿を通して私が感じたこと、
学んだことです。



おぉ〜、家庭用カメラでも結構キレイに撮れますね。
私にはお餅をついては見えないけれども、
ウサギがひっくり返って見えます。
「正解」を追い求めるんじゃなくて、「自分らしさ」を追い求めることがダンサーとして、アーティストとしての最低条件。
人前で光る人はそういう人でしょうね。

正しい事だけでは到底、勝負はできない。
「自分らしさ」を磨かないと。
自問自答で終わる今日一日です。