2015/05/13

踊る回遊魚

踊るおチビちゃんのママが撮ってくれたリハーサルでのひとコマ。
子供は寝れば疲れなんか吹っ飛んでしまって、起きればまた新しい一日を元気一杯スタートすることができます。
それが子供たる所以。

しかしオトナは、特にジジュウも過ぎた立派なオトナはそうもいきません。
気持ちひとつで乗り越えた本番。
終わって2〜3日でドッと疲れが襲ってきます。


これもママが撮ってくれたリハーサル風景。
(左)ヨーコ先生 (右)私

再起動に時間がかかります。
一度電源を切ってしまうと次に再起動をするのがえらく大変になってしまうんです。
なので、私は常にエンジンはかけておいたまま。
本番はもちろんマックス、フルパワーにしますが、あとは極めるのはアイドリングの持続性。
アイドリングの持久力。


普段の稽古でもバーはアイドリング、そしてセンターでぼちぼちエンジンをふかして、最後のグランワルツ当たりでフルパワーが出せればOK。

本番でパワー出しきっちゃった後こそ、アイドリングの性能が問われます。
本番を終えた後はとりあえず身体が動きさえすればOK。
疲れが残っていてもそこそこは動く。
むしろ動くと疲れが取れます。
血行を良くして、たまった疲れ(=乳酸)を流します。

その昔、ベテランの先輩が
「私の歳になると、動いていないともう二度と動けなくなっちゃうのよ、海をグルグルと回遊して生きているマグロみたいなもんよ」
と言っていましたが、ジジュウも半ばを過ぎて先輩の言っていたことが身に染みて分かるようになりました。

ぼちぼち動いて身体から疲れを剥ぎ取る今日この頃です。