生徒達に貸し出したメイク道具。 |
子供の生徒たちに発表会の感想を聞くと「たのしかった」「ドキドキした」という答えがほとんど。
そんな中、「今日も発表会やる?」という生徒が.......
彼女はまだ3歳。
発表会がいったい何なのか、おそらく状況がよく分からずして出た発表会。
で、今日も発表会をやるのかと聞いてきたわけです。
子供たちの母たちもひとまずホッとした様子。
子供たちに「お母さん達にもっと厳しく指導してくださいって言われました」と言うと、なんと「ハイっ、厳しくお願いしますッ!」という怖いもの知らずの答えが帰ってきました。
怖いもの知らずくらいでちょうどいいのかも知れません。
テーブルの上の刺し身に念力を送る花子と太郎。 こういう時だけ兄妹仲良し。 |
舞台袖や舞台にいる我が子は我が子であると同時に舞台の子。
子供たちにとっては生まれて初めて、母から離れての未知なる世界を体験する機会だったにに違いありません。
どんなに小さな子供と言えども、舞台人になって欲しい。
そう、思っているので、本番は母親達と子供たちを完全に離します。
ママたちとは楽屋でバイバイ、舞台袖、そして舞台は子供たちだけ。
舞台袖に通じる階段で3才児がつまずいて泣き出した時には、みんなで立ち止まって、彼女が泣き止むまで待っていました。(お化粧が崩れるほど泣かなくてホッ......)
そんな彼女が言った言葉が「今日も発表会やる?」
こういうタイプ、意外と大物になるのかも知れません。