2014/01/22

バレエはもう終わり?

3番ポジションでご飯を待つ花子。
バレエは続けたもん勝ち!
いつも大人の生徒さん達にそう言っています。
お仕事や家庭の都合で一時お稽古を中断せざるを得ない時期があったとしても、バレエは続けた人が必ず上手くなる。
逆に言うと、というか当然ですが、稽古を続けていなければ、上手いとか下手といかいうレベルの話にすらならないわけです。

そんなバレエを継続することは、金銭的にも、環境的にも、精神的にも、そして体力的にも、決して楽ではありません。
それでも頑張って続けて稽古に来る生徒さんのバレエを楽しく、そして進歩のあるものにしていくのが、私の仕事です。



いきなり、話は変わりますが、先日「プチバレリーナ1」の3歳の子供が発表会の練習をしている最中に突然聞いてきました。
「バレエは続くの?もう終わり?」
一瞬、何を言わんとしているのか、何を聞いてきているのか分からず、ポカンとしていると、更に彼女は聞いてきました。
「発表会が終わってもバレエの練習はやるの?」

なーるほど、まだ生まれて3年くらいしか経っていないんだもんね、そういう疑問が出てきてもおかしくありません。

発表会が終わっても、また次の踊りを踊るためにバレエの練習が続くこと。
そのバレエの練習を続けていくと、今より上手に踊れるようになること。
上手になったら、今はまだ1番ポジションしかしていないけれども、憧れの5番ポジションができるようになること。


生徒さんから頂いた大きなどらやき2種。
なんでも自社製品とか。っていうことは、えぇーーーー!!
どらやきの老舗「梅園」の方なんですね〜♡
そんなことを教えてあげました。
彼女は「うん」と頷いて納得。
中断した発表会の練習の続きをしました。

今、一生懸命に練習している発表会が終わったら、その後バレエはどうなっちゃうのかという疑問が生まれたんでしょうね。
生まれて数年の彼女の中に「5番」という目標や、発表会が終わった後の自分のバレエの未来があるっていることが、少し分かったとしたらいいのですが。
この先の〈将来〉という時間軸がぼんやりではあるけれども誕生したかな?


もちろん、終わりにしようと思えばバレエはいつだって終わりにできます。
だからこそ、大人、子供に限らず、続けていって欲しいなって思います。

私の場合、バレエがムズカし過ぎて、現世では終われそうにありません。
来世に繰り越しになったら、来世も頑張るしかありません。

バレエはもう終わり?なのかは自分次第。
そのことはまだ3才の子供には話しませんでした。