2013/09/28

踊る断捨離〜バレエ編〜

ヨーロッパ旅行から帰ってきた友達から頂いたポストカード。
他のお教室である程度バレエを続けていた生徒さんが、何かのきっかけでその教室を離れ、私のクラスにお引越ししてくることがよくあります。

どうして前のお教室をやめたのか?
何年バレエをやってきたのか?
そんな事は聞きません。

ちょっと乱暴な言い方ですが、そんな事、私にはどうでもいいことなんです。




バーの横に立ち、稽古する姿を見れば、どんな稽古をしてきたのか一目瞭然。
大人の生徒さんの場合、踊りのスキルは稽古年数には比例しない場合が多いので、見るに限る。
その生徒さんにアドバイスする立場の私がちゃんと拝見すればいい。
そう、思っています。

えらくガンバっちゃって、ひどく疲れちゃって、、、、
それでも、やっぱりバレエが好きだから辞めたくなくて、新しい教室の扉をノックしてみる。
勇気のいることですよね。
バレエを辞めないで、よく来てくれたな、と思います。
そうやって私の所にやってきた生徒さんは、これまでずっと来て下さっている生徒さん同様、大切です。

プレッシャーや焦りの中で、わけが分からず頑張っちゃった身体から無駄な緊張感を取って、踊る身体の中に新しい風を入れてあげるのが、私がやるべき仕事。
要らぬ物はポイポイ捨てて、要るものだけをひとつひとつ確かめながら集め直す作業。
バレエ的断捨離とでも言うんでしょうかね?
バレエは最低限のことをきちんとすれば、自然と美しいんです。
(この“きちんと”はとんでもなくムズカシんですけれでもね、、、、)               
さて、いよいよ明日から発表会のリハーサルが始まります。
(ひょぇぇぇーーーー)
闇雲には頑張らず、目指すべき所をしっかり見据えて進みます。
すべてを楽しむ♬
その第一歩が明日です。