踊る年末

こうやってブログに載せるとまるで私が食べたみた〜い。
でも、違う。。。。今宵は自作、麻婆豆腐でした。

うわぁ〜、美味しそう！
コレ、クレープですかね？
楽しく忘年会中の生徒が酔っ払ったついでに、私にあれこれ写真を送って来ます。

私の生徒のいい所は、よく食べ、よく飲み、よく喋り、そしてよく踊るということです。
元気な人達ですから、ちょっとやそっとの事ではめげません。
教え甲斐のあるあっぱれな人達です。
こうでなくては、そんでもなく奥が深く、気が遠くなるほど難しいバレエは上達しません。

衣装が揃ってくるといよいよだな、
と気が引き締まります。

忘年会に乱入したい所でしたが、私は本日もあっちへこっちへとぴょんぴょんと移動♪
お台場→渋谷→目黒→青山。
途中、衣装３着を抱えて混んだ電車を避けてバスで移動。
バスに揺られながら音楽を聴いてひと休み。
お正月の買い物で大荷物の人達がいる中、私はお衣装で大荷物。
こっちの大荷物も悪くないもんです。
楽しみがたくさんつまった大荷物ですから。




話は急に変わります。
今日、稽古場の更衣室で泣きながら着替えている女の子がいました。
ちょうど今やっているクラスで稽古をしているはずの彼女。
たいして汗もかいていないレオタードを泣きながら脱いでいました。
稽古に来たものの、何かあったか、先生から何か言われたかで、帰ることになったんですね、きっと。

この時期、世の中は浮かれたクリスマスが終わって、今度は楽しいお正月に向かってみんなして忙しない暮れを楽しむ毎日。
でも、踊っている少女にとっては年明けのコンクールに向けて追い込みの時期。
クリスマスも正月もなくひたすら稽古。緊張を強いられる毎日です。

疲れていて、上手くできなくて、つまらなくて、機嫌が悪くて、そこへもってさらに先生からガッツン怒られて、帰れと言われて、ひとり泣いて着替えて帰った苦い記憶。。。
私にもあります。

泣いているのに、とても丁寧に「お先に失礼します」と挨拶をして更衣室を出て行った彼女の後ろ姿を見たら、きゅーーーっと切なくなってしまいました。
バレエが大好きなんでしょうね、でも、バレエはシンドイのですよ。
特に思春期のバレエはシンドイ。
なんなんでしょうね、バレエって。