2012/12/03

師走のバレエ

頂き物の赤唐辛子。
庭で作った青唐辛子を干しておくと、こんなに色が鮮やかな赤唐辛子になるんですね。
我が家のキッチンにある食欲をそそるクリスマス・カラーです。

この冬を元気に過ごす為に少しずつ頂きます。
まずは我が家の定番ペペロンチーノで。
そして、パティシエが大切にしている糠床にも入れて。
自然が作った鮮やかな色を眺めているだけで癒されます。

さて、今宵は師走のバレエ!
英国ロイヤルバレエ団の『くるみ割り人形』を見ました。
どこのカンパニーでも上演する『くるみ』ですが、ロイヤルのピーター・ライト版の『くるみ』は、他の演出とは違う〈前説〉があります。


マジシャンのドロッセルマイヤーがお城のねずみを退治する“ねずみ獲り”を開発したら、ネズミの王様に愛する甥っ子を醜いくるみ割り人形にされてしまって‥‥
というのが、話の発端なんですね。

このロイヤルのピーター・ライト版、日本人にとっては、吉田都さんが金平糖を踊っていることで有名ですが、ネズミ獲りうんぬんの話があっての、ネズミ達の登場。
そして、くるみ割り人形(=魔法をかけられた甥っ子)との対決だったんですね。
アンソニー・ダウエル先生演じるドロッセルマイヤーもステキです。
どのバレエ作品も演劇性豊かで、薄っぺらいキラキラバレエの世界だけに終わらない所がロイヤルですね。厚みのある作品作りが好きです。

1時間47分。
師走のザ・バレエ『くるみ割り人形』。皆さんも是非、ご覧ください。