2012/09/28

オオカミ、怖い〜

来年の1月20日の発表会に向けて、本日、先陣を切ってリハーサルを開始した組があります。
『プチバレリーナⅡ』のプチリーナ3人。
発表会に向けて日頃の稽古をもっともっと頑張らなくちゃいけないという話は先週しました。
今週はいよいよリハーサルがスタートするということで、まずは落ち着いて自分たちが踊る曲を聴いてもらいました。
チャイコフスキーの三大バレエ音楽のひとつ『眠りの森の美女』第3幕より「赤ずきんとオオカミ」。

いつもはお喋りしてはしゃぎ過ぎて怒られてばかりの彼女たちが、今日はおとなしく座ってじっと耳を澄ませて音楽を聴きました。
ひとつの音符も聞き逃すまいと真剣な面持ちで聴く子。
これからどんな踊りが始まるのかワクワクした表情で聴く子。
そして、しばらく聴いていたもうひとりの子がポツリと一言。
「怖いよぉ、、、、」

彼女たちの役どころは赤ずきん。
赤ずきんはおばあちゃんの家に行く途中、森でオオカミと出会って・・・・・
やっぱりチャイコフスキーは凄いですね。というか音楽の力って凄いです。
初めて曲を聴いた子供が、オオカミさんに襲われて食べられちゃうかも・・・・
と思わず怖くなってしまうんですから。

今日は少しだけ振り付けをしました。
その最中も「怖いよぉ」とこぼしながら、エシャッペ、エシャッペ♪
今日は真っさらな子供の耳が聴いた音の世界を垣間見て、勉強になりました。
赤ずきんを踊る3人にはしっかりと音楽を聴いてくるようにという宿題を出しました。
聴きすぎて、毎夜オオカミにうなされはしないかとちょっと心配です。

こちらは子供がやる赤ずきんの世界とはずいぶんと違う英国ロイヤルバレエ団の「赤ずきんとオオカミ」。
目をつぶって聴いてみてください。オオカミが追いかけてきます。