2012/09/23

踊る神様

今日は東京グローブ座に観る朗読劇『100歳の少年と12通の手紙』を観に行きました。
原作はフランスの劇作家エリック=エマニュエル・シュミット。
映画にもなっている作品です。

今回の舞台は朗読する役者が2名、ピアニスト&パーカッションが3名、そしてダンサー1名のシンプルな舞台。
各日違う組み合わせの役者さんが朗読をしていて、今日の楽日は南果歩さんと池松壮亮さん。
池松さんは現在、私が出た大学に在籍中。学部も同じだとついさっき知りました。今、4年かな?
映画学科、懐かしいです。
私は在籍中から仕事に忙しくしていたので、4年で卒業するのが大変でした。
実は、今日観に行ったのは大学の後輩ではなくて、ダンスを踊った中島周さん。
余命幾ばくもない主人公オスカーが手紙を書く相手=神様の役でした。


私が台詞を喋る人間じゃなくて、踊りの方の人間だからそう思うのかも知れませんが、踊りは言葉よりも圧倒的な存在感がありました。
カラダで語る存在感とでも言うんでしょうか。
もちろんそれは踊るダンサーあっての存在感ですが。

帰りはグローブ座のある百人町から西新宿の自宅まで雨の中、散歩をしながら戻って来ました。
中国語とハングルが入り乱れる新大久保にはキムチ用の各種唐辛子からインド系スパイスまでを扱う香辛料専門店。
その横にはくたくたのキムチ用白菜が山と積み上げられた韓国系スーパー。
ちょっとした外国を通り抜けて帰って来た感じです。

歩きながら思いました。
やっぱり自分は踊る方だなって。

※その昔、宝塚の学校を勧められた時、歌うのが恥ずかしくて断りました。
大学時代、演劇科への転科を勧められた時は台詞を喋るのが恥ずかしくて断りました。
なので、結局の所、踊りしか残りませんでした、、、