2012/03/31

森林伐採の影響

履いたら干して汗を飛ばす。
コレ、ポアント延命の鉄則!
近年、急速な経済発達と共に急激に進んでいるインドネシア半島の森林伐採の影響が、ついに私の足元にも及んできました。

現在、私が履いているポアントはBLOCH。
会社はオーストラリアですが、ポアントの製造はMade in Thailand。
昨年のタイの大洪水の影響で、BLOCHタイ工場でのポアント生産に大幅な遅れが出ていて、日本にBLOCHのポアントが入って来ません。
今日、チャコットから「3月末の入荷が5月中旬か下旬にずれ込む恐れがあり‥‥」という電話がありました。
「自然災害ですからいたしかたないですね」とお答えしましたが、自然災害ではありません。
タイの洪水は人災です。





タイはASEANの中でも最も早いスピードで森林伐採が進んでいて、森林の保水能力が急激に衰退して、去年の大洪水が発生。
BLOCHのポアント以外にも、生活の中にMade in Thailandの製品は多くあり、私もあれこれタイ製品のお世話になっているはず。
豊かでしかも安さを良しとするお気楽ライフのツケが、遂にポアントにきたということです。

帰ったらすぐに、今日履いたポアントを干します。
汗を飛ばして、少しでも長持ちさせるために。

発表会が終わったら、BLOCH本社につたないエーゴでメールを書こうかな。
安くて踊りやすいポアントは大歓迎。
でも、もうそろそろポアントもリサイクルとかリユースとかを真剣に考える時期にきているんじゃないかって。

履き潰したポアントを世界中から送料無料で回収して、再び工場で新品に作り直す、とかいうのはどうだろう?
実際に履き潰したポアントがどんなものかをよく知っている人間としては、そりゃ無茶でしょ、とも思いますが、そこをなんとかするのがBLOCH社の仕事。
物を作って売る以上、そういうことを考えるのも仕事なんじゃないかと思う訳です。

今宵は大真面目に環境問題。
ささやかなことですが、私はポアントのゴムやリボンはできる限り繰り返し使っています。

ダンサーにも地球にも優しいポアント・リサイクル。
夢が現実になるといいな♪