2011/07/31

満員御礼『からだ』vol.2

今日は第2回目の『からだの時間』を開講しました。
参加された皆さん、お疲れさまです。


今回の【参考資料】はこちら。→
(クリックすると拡大版でご覧になれます)

人間の後ろ姿の骨格図。
背中に大きな三角の骨が左右に2枚。
これが肩甲骨。
これが動かし辛くなると背中は固く、肩も動かず、首も動かないという三重苦に‥‥
美しい後ろ姿のためにも肩甲骨は絶対に凝り固まらないようにしないといけません。
肩甲骨、またやります。





おしりがキュート♥



講座の締めくくりにやったのが「キューピー脱力」。

キューピーの背中には羽根があります。
本日受講された皆さんの背中にも“踊る羽根”が生えますように。
(腹回りはキューピーにならないように要注意!)




【今日の寄り道】

千駄ヶ谷のGOOD MORNING CAFE

ハワイBeerにお子様プチバーガーを注文。
テラスもあっていい雰囲気。
私の自転車移動ルートの途中にある店なので、まったり&のんびりする場所としてキープ!

2011/07/30

あたしは蝶々〜♪

今日はママダンサーが連れて来た夏休み中の我が子、小学4年生のチビリーナと一緒に稽古をしました。
まだキューピーさん体型の面影が残る胴体部にヒョロヒョロと伸び始めた細っこい手足がなんともキュート。
大人に混ざって、臆する事なく順番を覚え懸命に踊る姿にハートをギュッとやられてしまいました。
本当はそれが当たり前。
でも、大人になると変にええ格好しぃ。ロクなもんじゃありません。反省、反省。

帰り際にステキなバレリーナの彼女に敬意を込めて「お疲れさまでした」と言ったら、「バイバ〜イ!」と明るい返事が返ってきました。
ステキな小学4年生とお友達になれて私は光栄です。
チビリーナから学ぶ事、たくさんあります。


時々このCDをポアントレッスンで使っています。

そんなチビリーナ達にはチビリーナ用のレッスンCDがあります。

WarchingにSkippingにPolka、
そしてRunning♪

Turn in、Turn outのお稽古もやりますが、細かいことよりもまずは音楽に合わせて楽しくカラダを弾ませDancing!

ごまんと決まり事のあるバレエでも、踊るための第一歩は音と一緒にカラダを動かすこと、これにつきます。





この上目遣い、気になる。。。


チビリーナ用CDのジャケットを見れば一目瞭然!→

ハッキリ言って、バレエとは思えないほどの浮かれ具合ですが、頭にお花をつけて「あたしは蝶々〜♪」とばかりに踊っているじゃありませんか。

つま先なんて伸びてなくたっていいんです。
アームスがちょっと盆踊りチックになっちゃったっていいんです。
「あたしは蝶々〜♪」になれれば。
これが踊りを踊る一番大切な才能。




さて、明日は踊るオトナリーナ総勢20名が集まっての『からだの時間vol.2』。
前回に引き続き今回も満員御礼、有り難い限りです。
まずは己のカラダを生まれたてに近いニュートラルに戻して、そこから「あたしは蝶々〜」になれる可能性を見いだしていかないと。

「あたしは蝶々〜♪」を大真面目に、一生懸命、心を込めてやるのがバレエ。
いつまでもお空をヒラヒラと飛べる自分でいたいです。
(ただしオトナの場合はつま先は伸ばして!)

2011/07/29

【秘蔵版】Yukata姿

先日のブログで来日中の(もう関西に移動したかな?)アメリカン・バレエ・シアターの看板スター、ジュリー・ケントさん主演の『ロミオとジュリエット』を観て泣いたという話を書きましたが、今日は私が持っている秘蔵J.ケントの写真を公開!



楽屋での一枚。メイク中の彼女が羽織っているのは浴衣。

海外のダンサーが楽屋着として日本のYUKATAを愛用しているという話はよく聞きます。

ガウンのようにかさばらずに、洗濯するとすぐ乾く。
そんな所が愛されているんでしょうか?




どこかの温泉宿の浴衣のようにも見えますが、ガイジンが着るとなんだか妙に似合っているような気がしてしまうのが不思議です。

しかし、これを発表会の楽屋で真似る事はお勧めしません。
バレエの発表会なのに何かを勘違いしちゃった二ポン人になってしまいますから。
かと言って、ガウンもお勧めできません。

かつてお世話になった先生からとてもステキなガウンを頂いたことがありますが、上質過ぎてえらくかさばり、我が家でお蔵入りに‥‥

外人ダンサーへの贈り物ベスト・ワンは〈Tenugui〉。
鉢巻きの仕方を教えてあげると、なお良し!
アメ〜ジング!ワンダフォ〜!クール!を連発しながら、彼らは鉢巻き姿で踊ります。
コレ、本当よ。

2011/07/28

特製フルーリー!

今日は勇気を振り絞ってマックの店員さんに言ってみました。
「混ぜないでそのままください!」

Smileゼロ円というだけあって、店員さんはイヤな顔一つせずに私の注文に応えてくれました。

特製マックフルーリー!

カップにはLove it to Bits!とい書いてありますが、そのBitsが丸見えになるとこんな感じです。


と、ここまで書いておきながら、私は晩ご飯をたらふく食べて、食休みでゴロンと横になったら、そのまま朝まで寝てしまいました。
(ここから先、遅刻して書いています。。。。)


KINOKUNIYAで買った大好きなドイツパンをつまみながらBeerを少々。
今日はくるみといちじく入りのドイツパン。

KINOKUNIYAでドイツパンがPRICE DOWNになると喜んで買っているのは私です。




そして、今宵のメインディッシュはカレーよりもこちらの『バトゥーラ』。

簡単に言うと“揚げナン”。
薄力粉とヨーグルト、油と塩少々を炭酸水でこねて揚げただけ。

すごく簡単なのにすごい美味しくて、揚げたてをたくさん食べたら、寝ちゃったんです。


ストレッチもおさぼりして、10時間も寝たので、身体のあちこちがあらら、、、
反省。

2011/07/27

CUP NOODLE飯

今晩のメニューは印度、台湾、そして我が祖国ジャポンの3品が並びました!


まずは印度菜食のメニュー「野菜のサブジ」。
サブジとはインドで言う所の炒め物。
ごぼう、茄子、人参、トマトをコリアンダーシード、マスターシード、カルダモン、チリペッパーで炒めた物。
日本のきんぴらごぼうの印度版という感じ。



そしてこちらは台湾菜食のメニュー「洋葱炒ダン(=ヤンツォンチャオダン」。
玉葱をどっさり炒め煮したものに卵、舞茸、ニラをササッと絡めて塩こしょうしただけの簡単メニュー。
なんでもエジプトでは玉葱は神秘の力と魔除けの効果があると信じられているとか。
台湾では鼻づまりの時に玉葱を鼻の穴に突っ込むそうです。


スーパーで約200円。397キロカロリー

そしてこちらは我らがジャポンが世界に誇る日清カップヌードルのごはんバージョン。初めて購入。
水と具を入れてチン♪すると、あのカップヌードルのお味のご飯が完成!


おにぎり2個分のごはんの量
おーーー、
ご飯でも全然、イケます!
ちょっと味が濃いけれども、タコライスのようにレタスと食べるのもいいかも。




という事で、今宵は印度、台湾、日本のお味が我が胃袋で仲良く共存。
菜食だ何だかんだと言って、時々、カップヌードルの味が無性に恋しくなる私、、、、

今夜はちょっとばかり己の身体にポイズンを注入。
時々、こうやって刺激を与えないと、ヤワなカラダになっちゃいそうな気もします。

さってと、明日も人には優しく己には厳しく!
おやすみなさい。

2011/07/26

“舞姫”を 拝む

今日はいつもの火曜日とは違う先生のクラスで自分の稽古をして、シャワーを浴びてスッキリ♪
Subwayでアボガドサンドを食べて腹ごしらえ、18時過ぎには東京文化会館へ行きました。
そーです、楽しみにしていたABTのジュリー・ケント主演『ロミオとジュリエット』!!

なーんと、席に着いたら隣りには良く知るダンサー仲間が座っていてビックリ!
ジュリー・ケントが全幕物、しかも『ロミジュリ』を日本で踊るのはこれが最後かも知れない、そんな噂もあってか会場には長年のジュリー・ケントのファンが集結していました。


2007年にニューヨークに行った際、私はジュリー・ケントが踊る舞台の日程を軸に向こうでのスケジュールを決めました。


これはジリアン・マーフィーさん↑
観たのは日本では絶対にやらないであろう『FALL RIVER LEGEND』という斧で継母を殺害して絞首刑になった実在した女性の半生を描いた作品。

はっきり言って物凄く暗〜い作品。苦悩に顔をしかめニコリともしない“踊る女優”ジュリー・ケントが拝めて私は大満足でした。
(NYのお客は途中でドンドン席を立って行きましたが‥‥)




→Regular券。
 日本で言う所のC席で39ドル。安い!
 しかも開演時間が夜の8時。
 お客優先の時間。日本もこうならないと。




会場で配られるプログラムは写真こそ少ないもののFree!
表紙は今日の『ロミジュリ』と同じジュリー・ケント&マルセロ・ゴメス


映画俳優ばりの決めポーズ♥
ブラジル生まれのゴメスはラテン系のいいオトコ→

色白で線の細いジュリー・ケントと対照的。
でも、このふたりはお互いのいい所を引き立て合うベストコンビです。




さて、今日のジュリー・ケントのジュリエットはどうだったかと言うと、すばらし過ぎて言葉もなく、私は泣いてしまいました。
今日観た『ロミオとジュリエット』は一生の宝物。
久しぶりにニューヨークに行こうかな。



2011/07/25

勝手にあやかる

週のはじめはまず鍼の先生の所へ。
今日は肩甲骨、肩、首まわりを中心にメンテナンス。
「フツーの先生ならビビるぜ」と言いながら、先生は今日も首の動脈脇にそれはそれは繊細な鍼を打ってくれました。
「披露宴を1週間先に延期しなきゃいけなくなるかもよ」とか言いながら、顔にも鍼を打ってくれます。
顔は鍼をするとアザになりやすい場所だそうです。
私はいつも「2回目の披露宴はまだ未定なので構いません」と言って顔に鍼をして頂いています。

そんな私の鍼の先生は、海外からバレエ団が来日すると招聘元から依頼されて、ダンサーの宿泊しているホテルや公演のある劇場に出張して、鍼師兼マッサージ師としての仕事をしています。


ホセ・カレーニョ&ジュリー・ケント
来日インタビュー時の“美女&野獣”の一枚
つい先日、治療をしたのは
な、な、な〜んとジュリー・ケントさん!
そう、アメリカン・バレエ・シアターの看板舞姫で私が大大だ〜い好きなバレリーナ!!

鍼の先生曰く、驚くほど繊細な感覚を持った身体で、治療をしているのがとても楽しかったとのこと。
私が興奮気味に「踊りもすご〜く繊細なのよ!」と言うと、鍼の先生は「身体も踊りも別格なんだね」と納得していました。




そのジュリー・ケントさんは旦那さんであるABTの準芸術監督ヴィクター・ハービー(舞台ではドンキ・ホーテ役をやっていました)とふたりのお子さんと一緒に来日中。
今日のネットの朝日新聞にインタビュー記事が出ていました。(来日時の記事はこちら

ママにしてバレリーナ。
鍼をしていても、その人間性の豊かさが感じられたそうです。

鍼の先生つながりでアメリカいちの舞姫に勝手にあやかろうと思う今宵。
鍼の先生の所にどのダンサーよりも早く、いの一番に治療に来たのがジュリー・ケントさんだったそうです。
やはり、身体メンテ命!なのですね。


明日はそんなジュリー・ケントさんの「ロミオとジュリエット」と観て来ます。
楽しみ♪

2011/07/24

印度vs台湾

“肉”の代わりに“大豆”がたっぷり!
週の約半分を印度菜食で過ごしていましたが、暑さもちょっとひと休みの今週末は台湾菜食を食べています。

今日は『油飯』(ヨウファン)という台湾版おこわ。
干し椎茸に人参、大豆に油揚げ、エシャロットが入ったもち米を使った混ぜご飯。
“油飯”というわりにごま油は香りつけ程度に少々。
日本の混ぜご飯とほとんど変わりません。



これを丼に2膳も食べたのでお腹がパ〜ンパンに。
食休みにゴロリとひっくり返ったら、そのままうたた寝をしてしまいました。
愛猫のお尻を枕に寝る幸せなひととき。

しか〜し、まだ仕事があるのでした。。。
明日からはまた本格的な夏の暑さが戻ってくるとの事。
また、印度人に戻ります。
台湾菜食はほぼ日本食と変わらず、食べやすく美味しいけれども面白みに欠ける‥‥


カレースパイスをふんだんに食して、私が目指すは印度ビューティー!

ビンディーをつけた私がナマステと言って稽古場に現れても驚くなかれ。

→理想像はこんな感じ。


2011/07/23

大根とショウガ

いきなり真夏がやって来たかと思ったら、歩みのノロい台風の影響で急に涼しくなって、体調を崩す方が多いですね。夏風邪でしょうか?
そんな中、私は鈍感なんでしょうか、天候がどうなろうと構わず我が道を直進!
いつも通りピンシャンしております。

今晩は久しぶりに牛肉を少々食べました。
我が家には菜食にまったく興味のない人もいますから、おかずを使ってもらった日はフツーにお肉が出て来ます。
鉄板の菜食主義者ではない私は、作って頂いたおかずならたとえお肉でも有り難く頂きます。
別にお肉が大嫌いなわけではありませんから。



一品だけ作ったのが「白蘿ボオ湯(バイルゥオボオタン)」という台湾菜食のスープ。
日本語にすると大根のスープ。

作り方はいたって簡単!
大根を粉末の野菜だしか昆布出しのスープで柔らかく煮て、そこにセロリと香菜を入れるだけ。
後は塩少々とごま油たらり。具入りラー油をたらしても美味。



台湾では「冬に大根、夏にショウガを食べれば医者いらず」ということわざがあるそうです。
この大根スープ、大根のお味をシンプルに味わえて美味しいです。
台湾の方はこの大根スープをご飯にかけて「大根茶漬け」にして食べるとか。

内臓が疲れてしまっては、夏は乗り切れません。
大根は消化を助ける作用があると言いますからね。

季節を問わず大根もショウガよく食べているので、明日も引き続きピンシャンする予定。
何かともあれ、気持ちが疲れてはあかんねん、と思う今日この頃。
ではまた明日♪

2011/07/22

“影武者”来日中

今日は東京文化会館でアメリカン・バレエ・シアターの『ドンキ・ホーテ(スペシャル版)』を観て来ました。
何がスペシャルかというと、各幕ごとに主役のキトリとその恋人バジルのダンサーが入れ替わること。





つまり、ABTのトップダンサーあれこれを一夜にして観られると言うわけです。




【第1幕】パロマ・へレーラホセ・カレーニョ
さすがはベテランペア。パロマのキトリは本当に根っから明るい感じで観ていて爽快。
今年でABTを引退するホセの回転軸は本当にキレイ!


【第2幕】シオマラ・レイエスアンヘル・コレーラ
10回転こそ回りませんでしたが、アンヘル・コレーラは俺が回ると客が喜ぶということをよく知っていて、随所でクルクル。やはりラテン系ダンサーのバジルはステキです。

【第3幕】加治屋百合子ダニール・シムキン
事実上、今回は加治屋さんの日本での主役お披露目公演。でも、女性客の半数以上がまだ坊やのような新星シムキン君ファンだっだのでは?加治屋さんのキトリに駆け落ちまでしてようやく祝福される結婚に漕ぎ着けた喜びがあまり感じられなかったのが残念。

『ドンキ』は踊りのテクニックはもちろんですが、ダンサーとしての“華”が大きく影響する演目だということを改めて痛感しました。

西海岸生まれのアメリカ人

さて、今宵の本題は第2幕でキューピッドを踊ったABTのソリスト・ダンサーのサラ・レインさん→

彼女こそ、映画『Black Swan』で主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンのダブルダンサー(=つまり踊る影武者)を務めたダンサー。

彼女の踊るキューピットはシンプルな振りながらもとても軽やかでキュートでした。
これからABTの公演をご覧になる方は是非彼女にご注目あれ。
小柄だけれどもプリンシパルになって欲しいダンサーです。


“踊る影武者”サラ・レーン





2011/07/21

土用の晩餐

「本日はこれから鰻を買いに走るためお先に失礼しますッ」
とサッサと先輩にさよならをして稽古場から脱出。
プチな鰻丼
自転車でグイグイ走って無事に鰻を一匹買いました。
生まれも育ちも静岡県の養殖鰻。

それを人間ふたりで半分ずつですから、我が家の土用の晩餐はえらくささやかな晩餐です。
でも、家で温め直して食べる鰻ですから、この程度で十分満足。



私の場合、鰻はほとんどお酒のお供に頂く感じ。
本日の日本酒は福島県の人気酒造が作った『純米吟醸・人気一』。
飲みやすい辛口で冷やが一番。
東北支援の一環として飲んでいます。





さすがに鰻が半匹では足りないので、揚げ出し豆腐のキノコあんかけも食べました。
上にドサッと乗っているのは、香菜。




あとは切っただけのトマトでおっしまい。
肝吸いがないのが残念ですが、肝はやっぱり新鮮な物をお店で頂くのが一番。
美味しい物は食べ足りないくらいが丁度いいです。



鰻をひと口もらって大満足の「太郎」

鰻は鮭とは逆に、川で暮らしているのにわざわざ大海原に出て行って、6000キロも旅をしてメスと出会い子孫を残すという、未だに謎の多い生き物だそうです。

移動中に聴いていたラジオで鰻研究者が話していました。

6000キロも旅して会いに来てくれるオス。
私の周りには今の所、皆無です。

2011/07/20

鰻に踊る

今日は北海道産の新物「さんま」を食べて秋の味覚を先取りしましたが、明日は「土用の丑の日」。

お店に食べに行きたい所ですが、並んで食べる程、のんびりもしていられないので、帰国子女ではない純国産の蒲焼きを稽古場の帰りに買って帰ってくるつもり。

山椒が大好きな私の場合、鰻がメインのようでいて、実は鰻の脂とタレの甘さの中にあって更に引き立つ山椒を味わっているような気がしなくもありませんが、とにかく明日は鰻。

なんだかんだ日本人はクリスマスにケーキを食べるのが好きなように、丑の日に鰻を食べるのも好きですね。
私も二ポン人ですから、明日は素直に鰻に踊らされようというわけです。
そこで、今宵はちょこっと鰻の予習。



時代の最先端を突っ走っていた
源内せんせ

その昔、奇才として知られる平賀源内が知り合いの鰻屋に「夏は鰻が売れなくて困る」と相談を受け、〈今日は土用の丑の日〉と書いた張り紙を店先に出したら、とたんに繁盛したとか。

丑の日に「う」のつく食べ物を食べると健康にいいという言い伝えがあって、それが「うなぎ」の「う」と合致して、みんながこぞって鰻を食べるようになったそうです。

いつの時代も人間は健康でいたいんですね。
そして、いつの時代も電通もビックリのブーム仕掛人がいるんですね。






少し脇道のそれますが、今村昌平監督のカンヌ映画祭グランプリ作品「うなぎ」という映画がありましたね。
懐かしい。

人間のヌメッとした面を見事に描いた作品で、私はとても好きです。
できればまた映画館で観たい。

と言う事で私は明日、稽古を終えるなり、即自転車にまたがり、鰻へと走ります。

今夜は涼し過ぎて寒い。。。
皆様、夏風邪をひきませんように。
私はなんだかんだ元気です。

2011/07/19

『Peace』

今日は台風の湿った風に吹かれながら、電車に乗ってあちこちへ行きました。
まずは中央線に揺られて吉祥寺の鍼の先生の所へ。
鍼で身体調整、そして先生の所にいる“院長”ことトイ・プードルの笑(えみ)ちゃんと遊んでリフレッシュ。
私はすっかりわんこのお友達状態。あちらは私の倍の足が4本ありますが、反射神経では互角。
まだまだわんこに負けられません。


そして再びJRに乗って、今度は渋谷へ。宮益坂を上って着いた所は青山のイメージフォーラム

想田和弘監督の“観察映画”(=ドキュメンタリー)『Peace』を観ました。
チラシをみるとほのぼの猫映画かな、と思ってしまうかもしれませんが、猫を可愛がるひとりの人物の日常を通して、さまざまな人の生きる時間をシンプルに切り取ったまさに“観察フィルム”。

肺がんを患いながらも、息を荒くしながらポツリポツリと戦争のことを語り出す老人が、唯一の楽しみといって決してやめようとしないのがタバコの『Peace』。

人間を観察すると、おのずとそこには社会が見えてくるんですね。お時間があるかたは是非。いい作品です。


映画館から出た後は青山通りを強風に煽られながらテクテクと稽古場へ。

途中、デイルズフォールドでオーストラリア産の有機全粒強力小麦粉を購入。
(パティシエがパン作りにも目覚めそうな気配なので早速、せっせと材料を調達)

そしてPIERRE HERMEにもよってカシスのゼリーと紅茶を購入。
こちらは私に「しじみの佃煮」を送って来た母親に送ってあげるお返しのおやつ。
まるで宝石店のようなピエール・エルメは店員さんが出口まで買い物を持ってお見送りしてくださるのでちょっと緊張します、、、、


そして、稽古をして地下鉄に揺られて帰って来ました。

猫達の方が人間より上手に生きてるな、というのが本日の感想。
稽古しなくたって、すばらしいジャンプができるしね。羨まし。
来世は猫でもいいかな。

2011/07/18

踊る撫子♪

一番背の高いゴールキーパーでさえ身長170センチという、世界的に見たらPetiteな“蹴球なでしこ”、圧巻の粘り勝ち。お見事でした。


なでしこ=撫子ってこんなに線の細い花なんですね。
彼女達の戦いぶりからは想像もできない可憐さです。

背が小さいことは決して不利なことばかりではないんですね。

バレエの世界でもプリマは小柄な人が多いです。吉田都さんは確か158センチ。
つまりは確固たる技術力があれば大丈夫なんです。


当時のお値段“参圓八拾銭”の本
我が家にある祖父が持っていたものと思われる昭和5年(1930年)の『世界花言葉全集』で「ナデシコ」を調べてみると、花言葉に〈望みが大きすぎます〉という言葉があります。

女子サッカーで世界一。
確かに望みが大き過ぎるような気もしますが、やってみたら出来たわけで、望みは大きいにこしたことはないな、と思います。

今日は目黒でのクラスでバレエを始めたばかりの生徒さんに「トウシューズ=ポアント」というものを間近で履いてみせてあげました。

「カッコいい〜♥」


私のクラスの“踊る撫子たち”にも根気よく粘って粘って、
いつの日かポアントで踊って欲しいです。
踊りの場合、敵は己です。

2011/07/17

Hな写真?!

テレビももうすぐ地上波からデジタルへ。
今やカメラもデジタルが当たり前。
そんな中、私は今日、現像した写真を近くの店に受け取りに行きました。
実は、家の中からかなり昔のものと思われる撮影済みフィルムが出てきたので、それを現像に出していたんです。

何が写っているのかサッパリ分からないフィルム。(ドキドキ)
恥ずかしい写真だったらどうしよう。(ドキドキ)
私の知らない家族のヒミツの写真だったりして。(ドキドキ)


でましたぁ〜
キャーーーー、懐かし。
7年ほど前に乗っていたFIATのプント・アバルト。
真っ黄っ黄ぃ〜。
若かったのね〜。

イタ車のご多分に漏れず、新車納入1ヵ月にして電送系が壊れて総取っ替えでした。




我が家で写真といったら、7年前もやっぱり「猫」。
当時の「太郎」と「花子」はまだ6才。
今と比べるとさすがにお若い。

これはおそらく私が本番を終えて家に帰って来たその晩の写真。→
お客様から頂いた大きな花束をとりあえずバケツに入れて枯れないように。
それを早速、太郎と花子がクンクンしてちょっとパクパク。(その後に必ずゲ〜)
これは今でも同じです。











あれから7才分の年を重ねた私は、今でも自分が踊った本番から帰った夜は同じように頂いた花を生ける作業をしています。
何年経っても、猫も人間もやっていることは同じです。

その他の写真もほとんどが猫や出かけ先のちょっとした写真で、私や我が家のパティシエの姿が写った写真は一枚もありませんでした。


ひとまず家庭が崩壊するような問題写真がなくてホッ。
その一方で破廉恥な写真の一枚もない自分の地味な過去にちょっとガッカリ。
未現像のフィルムはちょっとしたタイムカプセルでした。

さってと、今晩も真面目にストレッチして大人しく寝ますわ。
これも7年前と何ら変わらず。

2011/07/16

あり得ない靴

買ってもリボンやゴムがついていない未完成品で、えらく固くて、足をいれるとキツキツで、ローヒールどころかノーヒール、履いているだけで足元がグ〜ラグラ、ましてやそれでつま先立ちをしようものなら足先が痛くて‥‥

「えーーーーー、こんなんで踊るなんてありえなーーーーいいいいいいい!!!」

オトナからバレエをはじめて、生まれて初めてポアントに足を入れてみた生徒さんが、ついこの間までポアントのレッスンの際に絶叫(ちょっと大げさ)していたひと言。


履いたポアントは必ず干しましょう!
コレ、長持ちの秘訣。
確かにおっしゃる通りです。

足に優しい履きやすい靴が色々と売られている昨今、ポアントは世界で一番履きにくい靴。
未完成品にして一足5000円以上は当たり前。そして場合によっては1ヶ月と持たない耐久性の悪さ。

そんな靴なのに不良品と言われないのは、それが〈ポアント〉という靴だからに他なりません。

〈憧れ〉のポアントに足を入れた途端にその〈憧れ〉はリアルな〈現実〉に変わります。

でも、その“あり得ない靴”で踊るからこそ、観る人に「あぁー、私もいつの日かトウシューズを履きたい」と夢見させるわけです。



「あり得ない!」と絶叫していた生徒さんがつい最近、初めてポアントでパドブレをしました。
怖かったらバーにつかまっていてもいいと言ったのですが、果敢に両手を離してアンオーに。
ゆっくりながらもパドブレ♪ パドブレ♪

そして私にひと言「パドブレ、楽しかったぁ〜」
生まれて初めて味わった“あり得ない靴”の楽しさ。
教える立場の私は「楽しかった」のひと言を聞いて、ホッ。。。。。


よくある質問「靴の中で足はどうなってるの?」
“あり得ない”を“あり得る”にするのはこれまでの稽古で身に付けたバレエのスキル。

このスキルさえあれば、踵がなかろうが、ちょっとくらいキツくて足先が痛かろうが、“あり得ない靴”も“あり得る”わけです。

ちょっとヨチヨチなパドブレで大きく踏み出した第一歩。
これからも“あり得ない靴”を履いてどんどん前進していって欲しいです。

→ポアントの中で足はこうなっています。
 足指はグーにならずに伸びています。
 足首前は最大限にストレッチされた状態。
 ポアントの釘も見えますね。

これで踊るんですからポアントはミラクル!
ポアントを履いていることに誇りを持ちましょう。

2011/07/15

秘密ドリンク

今日も暑さに負けずお勤め帰りに稽古場に駆け込んで来てくださった生徒の皆さん、
お疲れさまでした。
レッスン中、久しぶりにズンッと突き上げるような地震があってちょっとビックリしましたね。
と言っても、動いていた私はぜーんぜん気がつきませんでしたが。

連日この暑さですからね、疲れて当然です。
どうせ疲れるなら、踊って疲れて、心身ともにお風呂でスッキリ!
麦酒もいつもよりも美味しく飲めて、ご飯もペロリ、そして寝苦しい夜も即、熟睡。
これが真夏の理想的疲れ方でしょうか。



今夜は夏バテ防止の秘密ドリンクを作ってから寝ます。
生徒さんから教わったリンゴ酢&メープルシロップのドリンク。

Klean Kanteenはすっきりしたシンプルなデザインが気に入ってつい最近CIBONE で購入したもの。

秘密ドリンク持参で明日も疲れ酢、稽古場へGO!



【速報】お盆休みの特別レッスンが決まりましたので、取り急ぎここに書いておきます。

8/14(日)15:20〜「からだの時間vol.3」at 千駄ヶ谷
      &バレエショップツアー(行き先はたぶん渋谷chacotte)
(翌日の特別レッスンで使うお扇子を買いに行きます。ポアント等購入の方のご相談にも乗ります)

8/15(月)13:30〜16:30「特別レッスン『ドンキ』の扇子を使った踊りにチャレンジ!」
at 新宿村スタジオ

Dance Alive Balletのホームページでもお知らせしていますが、教室割引を利用して来週にも来日するアメリカン・バレエ・シアターの『ドンキホーテ』を観に行く生徒さんがけっこういますからね、今年のお盆はお扇子を手に明るくドンキを踊りたいと思います。
お扇子の使い方、ご伝授いたします。
詳しくは来週中にもホームページの方に掲載いたします。

7/31(日)の「からだの時間vol.2」は現在ご予約承り中!

ふぅ、私の夏の予定は早くもほぼ満タン状態。
実は、秋以降の仕事の話もあれこれ交渉中で、頭がク〜ラクラ。。。。
早くも来年のスケジュール帳が欲しいのですが、こんなに早くにどこで売っているんでしょうか?
何はともあれ、〈疲れ酢〉ですわよ♪

2011/07/14

頭皮も印度人?

ここの所、夕食の半分は印度式菜食でスパイスを色々摂っているせいでしょうか、私はだいぶこの暑さに慣れ、“真夏の自転車移動”も楽しめる余裕が出てきました。


【今晩の印度式ほぼ菜食メニュー】


生まれて初めて焼いた全粒粉のチャパティ。
全粒粉の甘みが美味しいけれど、ちょっと固かった‥‥
「サイゼリア」の白いふかふかチャパティとは大違い。





またまた「ひよこ豆カレー」(ちょっとチキン入り)

「キュウリとキャベツの
はちみつ酢和えサラダ」→



案の定、これだけでは足りず、備蓄用に作ったがんもどき&高野豆腐の煮物もつまみ食い。
デザートはバナナ&ナッツとヨーグルト。ストレッチをしながらショウガ入りのミルクティ−。
毎日これだけ食べていれば元気で当然!


【本日の買い物】

フェアトレードの洋服やバッグを売っているPeople Treeで買ったインド製のピアス。
涼しげな色合いが気に入って購入。
People Tree表参道店は今月いっぱいで閉店とのこと。
その後はアウトレットの店になるそーな。ちょっと残念。




「生活の木」でも買い物。
グレープフルーツの石鹸と、前から気になっていたフランシス・マーフィーの足用マッサージオイル、肩用マッサージオイル、そしてアーユルヴェーダの頭皮マッサージオイルを購入。



スカルプマッサージャーはなかなかいい気持ち♪

使ってみてちょっとビックリ。
このスリランカ製の頭皮用オイル、ガラムマサラとかクミンといったものは一切入っていないのに、なぜかカレースパイスっぽいニオイ。
マッサージした後は頭皮がシャッキリ、スッキリ、いい気持ち♪だけど‥‥

という事で遂に頭皮まで印度人モードに。
私が「ナマステ〜」とか言い出す日も近いかも。