2011/07/19

『Peace』

今日は台風の湿った風に吹かれながら、電車に乗ってあちこちへ行きました。
まずは中央線に揺られて吉祥寺の鍼の先生の所へ。
鍼で身体調整、そして先生の所にいる“院長”ことトイ・プードルの笑(えみ)ちゃんと遊んでリフレッシュ。
私はすっかりわんこのお友達状態。あちらは私の倍の足が4本ありますが、反射神経では互角。
まだまだわんこに負けられません。


そして再びJRに乗って、今度は渋谷へ。宮益坂を上って着いた所は青山のイメージフォーラム

想田和弘監督の“観察映画”(=ドキュメンタリー)『Peace』を観ました。
チラシをみるとほのぼの猫映画かな、と思ってしまうかもしれませんが、猫を可愛がるひとりの人物の日常を通して、さまざまな人の生きる時間をシンプルに切り取ったまさに“観察フィルム”。

肺がんを患いながらも、息を荒くしながらポツリポツリと戦争のことを語り出す老人が、唯一の楽しみといって決してやめようとしないのがタバコの『Peace』。

人間を観察すると、おのずとそこには社会が見えてくるんですね。お時間があるかたは是非。いい作品です。


映画館から出た後は青山通りを強風に煽られながらテクテクと稽古場へ。

途中、デイルズフォールドでオーストラリア産の有機全粒強力小麦粉を購入。
(パティシエがパン作りにも目覚めそうな気配なので早速、せっせと材料を調達)

そしてPIERRE HERMEにもよってカシスのゼリーと紅茶を購入。
こちらは私に「しじみの佃煮」を送って来た母親に送ってあげるお返しのおやつ。
まるで宝石店のようなピエール・エルメは店員さんが出口まで買い物を持ってお見送りしてくださるのでちょっと緊張します、、、、


そして、稽古をして地下鉄に揺られて帰って来ました。

猫達の方が人間より上手に生きてるな、というのが本日の感想。
稽古しなくたって、すばらしいジャンプができるしね。羨まし。
来世は猫でもいいかな。