2011/06/15

BLACK SWAN


昨日は「BACK SWAN」というワインを飲みましたが、
今日は映画『BLACK SWAN』を新宿ピカデリーに観に行きました。

Wikipediaには“2010年のアメリカのスリラー映画”とありますが、もう少し分かりやすく言うと、“2010年のアメリカのB級スリラー映画”といったところです。

バレエをやっている方には110分の上映時間の中でそれなりに色々と楽しめる所があるかと思いますが、バレエにあまり興味がない彼氏を誘って行く映画ではありません。
彼は間違いなく爆睡します。
(彼と行くならパイレーツの方が無難)




主演のナタリー・ポートマンさんの“バレリーナ”を演じるための9キロのウエイトダウンとおよそ1年間に及ぶバレエ特訓の努力は買いますが、それでアカデミー主演女優賞というのはどーなんでしょうか?アカデミーってこんなもんなんでしょうか?
作品を見る限り、“努力”が評価されたのか、“演技”が評価されたのかビミョー。

映画『BLACK SWAN』の作品としての質を支えていたのは、随所で流れるチャイコフスキーの音楽「白鳥の湖」でした。
エロなのか、ホラーなのか、サスペンスなのか、バレリーナ物語なのか、どれをとっても中途半端なシナリオに、激しさと繊細さを合わせ持ったドラマティックな要素をプラスしていたのがチャイコフスキーの音符♪
これがなかったら、私は最後まで見ずに帰っちゃったかも。
さすがはチャイコフスキー!



主演女優賞をあげるなら不朽の名作『LEON』のマチルダを演じた13才のナタリー・ポートマンの方でしょう、というのが私の率直な感想です。

あぁ、無償に『LEON』が見たくなっちゃいました。
ジャン・レノさまの渋オヤジぶりが最高♥
あんなに切ない映画はないですね。

お相手は「BLACK SWAN」の撮影時に出会った振付家とのこと。
何はともあれ、バレリーナなお仕事ご苦労さまでした。