2011/05/20

首領(ドン)の休息

この春、我が家の近所に新しいボス猫が誕生した模様。
ここ数年はこの辺で生まれ育ったフツーのオス猫、2〜3匹が巣立たずウロウロしていましたが、
ついに西新宿で数々の死闘を繰り広げてきたであろうデブ猫が君臨しました。
とにかく、筋肉隆々。ガタイのデカさでボスであることは一目瞭然。
胴まわり、尻まわり、脚まわり、首まわり、すべてがブッ太い!
(残念ながら今回は立派な全身写真が撮れませんでした)


→コイツです。

すでに我が家のニャン黒柱「太郎」と兄弟の杯を交わした仲らしく、当たり前の顔をしてうちのベランダに来ては、室外機の上でゴロンと横になってひと休み。

これまで猫好きの人間の情愛とうまくつき合ってきたとあって、えらく人に慣れていて、触ろうが、叩こうがお構いなし。
世渡り上手が都会の猫の〈生きる術〉。




鼻に引っ掻き傷があるのは、他の猫と面と向かって喧嘩をした証拠。
弱いオスは面と向かって喧嘩せずに、ヤバいなと思うとそそくさと逃げます。
これも、ノラ猫社会の〈生きる術〉。

どこぞでたら腹もらっているとあって、コイツが欲しいのはご飯じゃなくて、ひとときの休息。





うちはいいけど世の中には猫が嫌いな人もいるんだから、迷惑かけちゃいけないよ。

なーんていう説教じみたことを言うと、うるせぇな、とばかりに顔を背けて、ドンはちょっとかったるそうに夕暮れの街へと出かけていきます。

たぶんいろいろ大変なんだと思います。