2011/05/11

骨の表情

最近、Amazonで購入した本が今日、届きました。

『AN ATLAS OF
 ANATOMY FOR ARTISTS』
(Fritz Schider)

$12.95のところを、Amazonで買って822円。

絵描きさんのための人体解剖図。
性別、年齢による骨格、筋肉等の違いまで描かれた、とても分かりやすい本で、買って正解でした。


女性の骨盤
男性の骨盤


こうやって比べてみると
女の骨盤はやはり器が大きいですね。
羽根を広げた蝶のようです。






踊りを踊る上で、鍛えるべき足指の筋肉も一目瞭然!

この解剖図の足ならしっかりと床が踏めて、
踊りもブレることなく踊れそうです。

この本にはダ・ヴィンチ、ミケランジェロ等、解剖学に則して絵を描いた画家の人体スケッチも載っています。



なかでも私が好きなのは解剖学者ヴェサリウスが描いた有名な骨の絵。↓




骨だけなのに、〈表情〉や〈感情〉が汲み取れる一枚。

血が通っている人間が見ているから、
ただの人体の骨が、〈悩める人間〉に見えるんでしょうか?

ヴェサリウスは画家ではありませんが、
この人ほど美しく人間の〈骨〉を描く人はいないと思っています。

人間の骨の形状はとても美しいです。
その骨の端と端に渡された筋肉のラインもこれまた美しく。
なので、踊る人間も美しいのだと思います。

今日はちょっとマニアックは話でした。