2011/03/16

愛のフォカッチャ

世の中が異常事態の真っ只中なことは重々、承知の上、私は今日からできる限りの節電をしながら、できる限り普通の生活に戻ることを始めています。
命あり健康な者は、こんな時だからこそ日本がとことん停滞しないように働くべきじゃないかと思うからです。
そして、いまだ雪が降る寒さの中、辛い思いをしている人たちのために、自分に今できる何かをしないと。


午後に稽古場に行って稽古をしました。
ダンサーをはじめエンターテイメント系の仕事をしている人間は各地での公演自粛が相次ぐ中、暇。。。つまり今は失業中の身です。
それでも己の生身を使って踊ることを生業としている身ですから、ボォーっとしているんだったら、稽古をしようと皆、黙々と稽古をしていました。
「こんな時に踊りだなんて、不謹慎だ」と言われる中、ダンサー達の間ではチャリティー公演の話が出てきています。
踊ることが職業の人間ですから、踊る事で何かしようというわけです。


稽古場から自転車で新宿村スタジオに移動する途中、サバティーニというイタリアン・レストランがチャリティー・フォカッチャを売っていたので、迷わずに買いました。
お店のスタッフの方の息子さんでしょうか、小学生くらいの男の子が電球でパンを照らして「買ってくださ〜い」と道行く人に呼びかけていました。




この倍くらいの大きさがありましたが、節電で薄暗い新宿村スタジオで生徒さんたちと一緒に少し食べました。

今日の新宿村スタジオで行ったオープンクラスはスタジオの中の照明はいつもの3分の1。
エアコンはつけずに、体を動かして“自家発電”。(当分、この節電稽古が続きます)



一日も早く被災地の人たちが温かい物を食べられるようになりますように。
おやすみなさい。