2010/04/12

直球ド〜ン

「先生はおいつくなんですか?」
クラスが終わって更衣室で着替えている時にチャーミングなOLの生徒さんが聞いてきました。
いきなりの“直球”ドドーン!
まわりにいた生徒さん達が一瞬固まりました。
質問にあっさり“直球”でお答えしたところ、一気に更衣室が賑やかに・・・・
おほほ、、、、

踊りの世界、私よりもはるかにすんごい先輩方がたくさんいらっしゃいます。
そういう方々は見た目だけでなく、ハートもひと一倍温かく、そしてストロングな方々。
私もそうなれたらな〜と思いますがまだまだ足元にも及びません。

【昨日のクイズの答え】
「松ヤニ」=Pine Resin

踏んで粉末状にしたものをシューズにつけて滑り止めとして使います。

形状は違うと思いますが、松ヤニは野球の世界ではバットを握る際の滑り止めとして、音楽の世界ではヴァイオリンの弓につけて弦との摩擦を増やし音が出るようにするために使っています。

ザックザックとあると、ちょっと飴のようで食べてみたくもなりますが、もちろん食べられません。
触ると手がベタベタになります。

たいていの踊りの稽古場にはこの松ヤニが常備されていますが、現在、発表会の練習をしている場所にはないので、生徒さんが転んで怪我をしないように持参しています。



 →ポアントで踊る時は必ず松ヤニをつけます。
これはまだ2、3回しか履いていないポアント。
靴底に白い松ヤニの粉が付いています。






→こちらは履き潰す一歩手前のポアント。
松ヤニのベタベタした所に稽古場の床の汚れがついて靴底とつま先が黒く汚れています。

稽古場の床がリノリウムであれば松ヤニはほとんど必要ありませんが、木の床の稽古場で稽古する際はこの松ヤニが欠かせません。





ちなみに、この松ヤニがなくて床が滑って恐いとき、ダンサーはポアントにポカリスエット等のジュースを少しつけて踊ります。
糖分がベタベタして滑り止めになるからです。
でも、これは基本的には御法度。緊急時の裏技です。

さて、そろそろストレッチ。
皆様、おやすみなさい。
オバちゃんはもう寝ます。