2010/02/05

現実と妄想。

この所、東京でも雪が降るほどの寒い日が続いています。
今日も寒かった・・・

寒さが厳しい日はどんなに暖かい格好をして出掛けても、稽古場から稽古場への移動の途中、身をもって感じる「鈍痛」があります。
足の小指、足首、膝、股関節、肩関節、そして頸椎・・・・
寒さが骨身にしみると言いますが、私の場合は寒さが古傷にしみます。
踊っている間は身体も暖まっているので、この「鈍痛」に苦しむという事はほとんどありませんが、先日も自分の“身体の歴史”の数々を骨身で思い出しながら、珍しく降り積もった雪を踏みしめ歩きました。

生まれも育ちも雪の少ない東京のせいでしょうか、 空から舞落ちる雪に心ワクワクします。
実際の所、めったに降らない雪が降った日は朝から大変です。
稽古に遅れないように、リハに遅れないように、教えに遅れないように・・・・
「鈍痛」を抱えながら、電車が止まらないうちにと駅へ急ぎます。

そして一日を無事に終え、家へと帰る途中、通りが真っ白な雪に覆われていたりすると、私は必ずアホな想像をします。
「ココは凍てつく寒さのヨーロッパ。この馬車道の先には私のお城があるの」
(相当、馬鹿)
まぁ、お城にお住まいのお姫様だったら、自分で雪道なんか歩かないとは思いますが。
東京にまた雪が降ったら、皆様、このお馬鹿な妄想遊び、お試しアレ。
疲れた脳味噌と体に程よいリラックス効果をもたらすであろうアホさ加減です。

寒いのは嫌だけれども、また降らないかなぁ〜、雪。

 
朝青龍は引退すれど我が家の横綱は健在。